日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2012.8.19  No.1478
日本共産党新座市委員会
国民健康保険会計の繰越金 12億円の黒字は市民に返す
市長が国保税引き下げに言及 共産党市議団に回答
 日本共産党市議団は新座市の今年度の地方交付税等が予定より14億円も多かったことから8月10日、市民の強い要望である国保税引き下げや猛暑対策などを市長に緊急に申入れました。(下記参照)

 既報の通り、今年度の交付税等は51億3800万円で、当初予算より14億4千万円・約40%増が交付されることが判明し、当初予定していなかった事業も実施できる可能性が大きく広がりました。
 市議団は、1国民健康保険税の引き下げ。2学校給食費の助成。3学校特別教室へのエアコン設置。4生活保護世帯などへのエアコン設置補助などを要求。

熱中症防止シェルターを検討

 市長は「昨年度の国保会計は12億円も繰越金が生じたので、市民にお返しする」と国保税引下げに言及。「特別教室ヘのエアコン設置は9月補正に計上した。」「熱中症防止シェルターは集会所も早急に検討する」「あとの要望は検討課題にしたい」と答えました。
 また市民に好評の防災ラジオもあと千台、補正増を約束しました。
市民要望に関する緊急申入れ
増税勢力を追い込もう
塩川てつや衆議院議員

 民主党、自民党、公明党の3党は談合修正で消費税増税法案を強行した。社会保障は充実するのではなく、「防災」などに名を借りて新幹線やダムなどの大型公共事業に税金を注ぐもので許されない。
 しかし、大増税は明日からではない。国民の声を集めて廃案まで全力をあげる。増税勢力には解散・総選挙で審判を下そう。
 日本共産党は、富裕層や大企業に応分の負担、無駄遣いの一掃、国民所得を増やす政策を進めることで、社会保障の拡充と財政再建を達成する。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員

ガン検診、高校生までの医療費無料化を
医療生協さいたま新座支部が要望
 医療生協さいたま新座支部(廣瀬ミサ子支部長)は13日、須田市長が選挙時の公約に掲げた1ガン検診無料化2高校までの医療費無料化を来年度から実施するよう「要望書」を提出しました。
 「要望書」は1特定健診とガン検診の無料化は支部が繰り返し要望してきたことで現在は入間市だけが実施している。2高校生までの医療費無料化は越生町、滑川町の2町のみ。市民負担の軽減と市民の健康づくりの推進のために新座市の早期実現を要求しています。
「二度とあってはいけないこと」強く感じた
原水禁世界大会・広島に参加して
 8月4〜6日、広島市で開催された、「2012年原水爆禁止世界大会・広島」に参加した、大学生Wさんから感想が寄せられました。
【Wさん・大学生の感想」
 原水爆禁止世界大会に参加し、被爆者の人たちの話を聞き、平和祈念館や平和公園周辺を見学し、同年代の人たちとたくさん交流できました。
 初めて訪れた広島で、たくさんの経験ができ、とても充実した3日間でした。
 普通に生まれてくることも、尊いことであるにもかかわらず、どうして人の手によって殺されたり、傷害を負わされなければならないのでしょうか。しかも、67年経った今でも苦しんでいるのです。こういうことは二度とあってはいけないという思いを強くしました。
 原水禁に行く機会を与えてくださったことに感謝しています。本当にありがとうございました。
民青同盟班会議で原水禁世界大会の報告会

 8月10日、民青同盟班会議で原水禁世界大会の報告会が行われました。
 参加したWさんは、世界中から反核、平和の活動家が集まっていること、その中でもアジアからヨーロッパまでいろんな考え方があることに驚いたそうです。そして、原爆被爆者の「原爆投下後、死体の山が転がり、人間の死体が転がっていることが慣れっこになってしまった。死体が着ているものをはぎ取られた。」という話を聞いてつらい気持ちになりました。
 人間として尊厳を奪う核兵器は世界からなくすべきという思いを改めて感じました。
 原水爆禁止世界大会・広島で8月6日採択された「広島からのよびかけ」は次のとおりです。
広島からのよびかけ
 67年前の8月6日 - アメリカの投下した一発の原爆は、広島の街を壊滅させ、この世の「地獄」をつくりだしました。いまなお被爆者は、「からだ」「こころ」「くらし」の苦しみにさいなまれています。
 核兵器の使用は人類に対する犯罪です。核兵器は一刻も早く禁止し、廃絶しなければなりません。
 福島原発事故の被害が続くなか、日本中で、原発ゼロをめざす市民の声と行動がわき起っています。いのち、くらし、平和をまもる運動も大きくひろがっています。これらの高まりに呼応して、「核兵器のない世界」をめざす運動をさらに発展させるときです。
 核兵器禁止条約の交渉開始を求める声は、国際政治の舞台にも、大きく響きわたっています。私たちの集めた署名は、世界の声のシンボルとして、国連本部に展示されています。私たちの声に呼応して、核兵器の非人道性から、その禁止を求める政府の動きもひろがっています。核兵器の廃絶へ、いまこそ行動を強めましょう。(途中、略)
 日本政府に、被爆国にふさわしい役割を果たすこと、核持ち込みの日米密約の破棄と「非核三原則」の厳守、「核の傘」からの離脱を求めましょう。
 沖縄をはじめ各地での運動を強め、オスプレイ配備をやめさせましょう。普天間基地をはじめ在日米軍基地の撤去を求め原子力艦船の配備や寄港に反対しましょう。憲法9条を守り活かす運動をさらに強めましょう。
 「放射線によって苦しむ人びと」をつくらないという願いをひとつに、原発ゼロをめざす運動との連帯を発展させましょう。核兵器と原発の関係や放射線被害の実態、核エネルギーの軍事利用の非人道性について、広範な人びととともに学び、語り合いましょう。
 原発事故の原因と責任を明らかにし、被害者への補償と健康管理、除染と復興などを実現させましょう。原発からの撤退と自然エネルギーヘの転換を求め、共同をひろげましょう。
 市民、自治体、政府、国連が力を合わせ、いまこそ「核兵器のない世界」への扉をひらきましょう。
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