日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.11.28  No.1392
日本共産党新座市委員会
紅葉の平林寺へ 睡足軒の森 文化の祭典はじまる
睡足軒の森 文化の祭典
紅葉狩りと共に呈茶や落語、展覧会、写真展なども開催

 平林寺の紅葉が鮮やかな季節となりました。平林寺前の「睡足軒の森」では紅葉ライトアップも(20時まで)始まり、訪れる方も多くなっています。
 19日のオープニング式典では写真家原槙春夫氏が講演。新座市茶道連盟による呈茶のあと、尺八奏者難波竹山氏とギター奏者小宮たくや氏が演奏しました。 平林寺副住職の松竹寛山氏は、「半僧坊祭りと秋の睡足軒の文化祭典は市民に定着したものとなった。もとは禅堂だった紅葉亭が、今はギャラリーなどで市民に利用されているのは嬉しい。平林寺のそばにマンション建設問題が起きたおり、市や皆さんに景観を守ってもらったことから睡足軒を市に使ってもらおうとなった」と語りました。

「文化の祭典」は12月5日まで紅葉を楽しむとともに、呈茶や座禅体験、展覧会など多彩な行事が行われています。「新座市にこんな素晴らしい所が・・」と思います。駐車場は市役所をご利用できます。

(記・笠原市議)

睡足軒(すいそくけん)の森
敷地9379平米。平林寺から無料で新座市が借り文化行事などに利用しています。文化祭典の詳細は新座市生涯学習課まで。
生きた税金の使い方
 いま、岩手県宮古市の「住宅リフォーム助成制度」が話題になっています。「地元業者に発注した20万円以上のリフォームに対して10万円の補助」というシンプルな制度。 今年4月実施なのにすでに全世帯の一割が申請。工事費平均45万円で16億円の経済波及効果となっています。

 「仕事が多くてカラオケに行けない」と嬉しい悲鳴の大工さん。「畳屋さんがツケを全部払ってくれた」と喜ぶスナックのママ。工事を頼む市民も「いただいた10万円は市民の税金だから、薄型テレビは地元の電気屋さんで買う」と。

 お金が地域で循環しています。この話を紹介した私の質問で、片山総務大臣も「地域経済・雇用に対応することは必要」と答弁しました。生きた税金の使い方をしたい。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員
市役所各階に「暖房・シャワートイレ」を設置
 新座市役所の各階にシャワー洋式トイレが整備されることになりました。
 9月補正予算のトイレ整備費409万5千円について市は当初、「洋式トイレは1・2階に集中して15か所整備する」と説明しました。
 しかし、高邑市議(語る会)や工藤市議(共産)は、「市民が利用するのは1、2階だけではない。各階に洋式シャワートイレを分散し、また和式トイレも残すべきだ。職員にも平等にすべき」と総務常任委員会で強く要望しました。

 その結果、本庁舎は1階、3階、5階、7階のトイレを男女一カ所ずつシャワートイレにし、和式も残す。第二庁舎も同じく1階、2階、4階に洋式トイレを整備し、和式も残すことになりました。

 現在、業者選定委員会で8社の見積もり合わせが行われており12月3日から工事が始まる予定です。
 オストメイトトイレもあります。どうぞ安心して市役所においでください。

(記・工藤市議)
9月議会 一般質問の検討結果
9月議会での日本共産党市議の一般質問にたいする検討結果は下表のとおりです。
9月議会 一般質問の検討結果
「わかば学園」の雨漏りを修繕
雨漏りで腐食した天井と壁紙。わかば学園
雨漏りで腐食した天井と壁紙。わかば学園

 障がい児の通園施設「わかば学園」の雨漏りの修繕費が12月議会の補正予算に計上されることがわかりました。
 わかば学園では、施設の老朽化による雨漏りで室内の物置の天井の張り紙が腐食して垂れ下がるなどひどい状況なため、石島議員が9月議会の一般質問で修繕するよう求めていたものです。

 予算額は98万7000円で、天井と壁の腐食できた穴の修繕と、屋上の機会設備置き場の防水加工、雨といの掃除と改良を実施するとのことです。

(記・石島市議)

「中一ギャップ」を乗り越える試み
文教経済常任委員会の視察報告
 文教経済常任委員会は11月17日、兵庫県姫路市の小中一貫教育を視察しました。
 「近年、中学校への入学をきっかけに学習意欲の低下やいじめ・不登校などの問題急増など『中1ギャップ』が見られる。子どもの発育と学習の連続性を重視し、義務教育9年間を見通した教科指導を小中教職員の協働でおこない『15歳の学力』を保障する」「35中学校ブロックをつくり、実情に応じた35通りの教育を展開する」としています。
 各ブロックごとに学校長や教職員で構成する推進委員会を設置し、導入を検討。平成21年度は白鷺小と白鷺中で市内初の取り組みを開始し、22年度は3校、今後も導入の意思表示があったブロックから導入するが、1中学校で小学校4校のブロックもあり課題があるそうです。

 18日は、香川県高松市の地域経済振興の商店街づくりを視察しました。
 大型店の進出等で疲弊する商店には、再開店の改装費の補助や家賃補助があり、県庁所在地で県と市が一体で進めている事業で、商店街のアーケードは最新式で素晴らしいものでした。

(記・小鹿市議)
国は介護に金を出せ 新座地域ケアのつどい
 11月19日「新座地域ケアのつどい」が開かれ参加しました。この会はケアマネージャや大学教員、学生などが4年前から隔月で開会.現場の声が聞けてとても有意義でした。

 「2012年介護保険改正・論議の現状」と題して小島美里代表理事(NPO法人暮らしネット・えん)は、「今回の改定は、軽度認定者を介護給付から除外しようとしている。24時間地域巡回型訪問サービスや宿泊付きディサービスは家族介護の支援にならず、緊急ショートの拡充を図る方がよい」と問題提起されました。

 私は、「(1)介護保険への国の負担金を増やすことが改善のために一番重要だ。新座市は01年から09年までの8年間で介護給付は2・1倍に増え、保険料は2・87倍に増えたが、国庫支出金は1・75倍でしかない。(2)特養老人ホームは248人(昨年7月現在)の待機者がいる。(3)介護労働者の賃金が低く、改定こそが必要だ」と話しました。

 最後に新井幸恵先生(十文字大)は、「学生が福祉施設で働こうとしているが夢を持てないでいる。黙っていないで、国の改定について昭島市の提言のように自分たちの考えを主張し行動していきましょう」とまとめました。

(記・笠原市議)
保険料増え、介護は受けれない?!
許せない!介護保険2012年改悪
 「介護保険の利用者負担を、年間所得200万円以上の人は2割に」「ケアプランを無料から有料化へ」・・2012年度の介護保険制度改定にむけ厚労省は11月19日、社会保障審議会介護保険部会で、最終報告書の素案を示しました。
 素案は、65歳以上の保険料が月5000円(現在は平均4160円)を超えかねないとしながら、軽減のための公費負担引き上げは「困難」と切り捨てました。
 また、軽度者の利用者負担を1割から2割に倍増。施設の相部屋に入居している高齢者から水光熱費に加えて、新たに月5000円の室料を徴収。低所得者の軽減も支給要件を厳しくするなどなど、負担増が目白押しです。
 今でも「保険あって介護なし」と言われているのに、さらなる改悪は絶対許せません。
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