日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.1.10  No.1347
日本共産党新座市委員会
「危険な歩道」インターロッキングの安全管理を
小野大輔議員
小野大輔議員

 インターロッキングの歩道で市民が、つまづき、腕の骨を折る大けがをする事故がありました。けがをしたNさんがつまづいたのは、新座団地の商店街外周にある歩道です。そこは、歩道上を自動車が通過するため、歩道にわだちのような凸凹ができていました。

 12月議会で小野議員は、こうした事故が二度と起こらないように、市にインターロッキングの歩道の危険性を認識すること、また、こうした歩道の安全管理の強化を求めました。

 市長は、「事故に遭われた方につきましては、心からおわび申し上げたい」と述べました。インターロッキングについても経年劣化から「危険な状況もある」と述べ、安全管理を強化することを約束しました。

 具体策として、「道路課職員2名の週3回の道路巡回、年2回の都市整備部職員の道路パトロールを実施している。主に車道の点検だったのを、歩道の点検も重点を置いていく。特に、インターロッキング歩道に重点を置いて点検していく」としました。

保谷朝霞線 議会後に県と協議を進めます
石島陽子議員
石島陽子議員

 埼玉県は都市計画道路保谷・朝霞線の幅員と、車線数を2にするか4にするか、最新の交通量推計を使って見直しを進めています。

 石島議員は「なぜ見直し作業が遅れているのか。道路行政の見直しを進めている新政権の誕生によって、ストップがかかっているのではと考える住民もいる。また、市長は市政懇談会で『地元の反対もあり幅員27メートルを20メートルにする考えだ』と話しているが、どういう状況なのか。説明会の見通しは。」と質問。

 市長は「4車線と2車線の交通量推計が出てきたので、議会後地元の意向もふまえ県と協議する。市政懇談会では決意を示した。県は4車線必要とも言い出し、はっきりしない状況になっている。国の動向には注視していく。説明会は国と県の協議後ではいつになるかわからないので市と県の協議後に共催で行う。」と答弁しました。

 また石島議員は「新座市第4次基本構想(庁内素案)では、『地下鉄12号線延伸に向けて新都市拠点整備を進める』ことが示されている。関連する地下鉄延伸促進協議会調査報告書では、『県道保谷・志木線(バス通り)は新駅へのアクセス道路となるため、大橋交差点から都市計画道路保谷・朝霞線と交差する所まで4車線化する』と書かれている。市長は保谷・朝霞線の4車線化は必要ないと言っているのだから、保谷・志木線の4車線化も必要ないのではないか。県は何と言っているのか」と質問。

 市長は「報告書は延伸を願う地元の将来構想であり、地下鉄延伸を目的にある意味オーバーに県と協議もせずつくったものであり、気にしなくてもいい」と答弁しました。

建設的野党の躍進で国民の声がまっすぐ届く政治に
伊藤岳

 「政治を変えたい」昨年は国民の強い思いが自民公明政権を退場させ、新しい政治の扉を開いた歴史的な年でした。

 「中小企業を支援する景気対策を」「昨年を上回る派遣村、正規の仕事を増やしてほしい」「アメリカいいなりをやめて普天間基地の無条件撤去で交渉すべき」「後期高齢者医療制度は今すぐ廃止せよ」国民の要求との関係で、日本の政治の2つの異常、財界大企業第一・軍事同盟絶対がこんなに見えやすいときはありません。

 暮らし第一、国民の声がまっすぐ届く政治を実現するために政治を前に進める年にしましよう。
 
伊藤 岳(参議員埼玉選挙区予定候補)

空き教室などの利用を
待ったなしの保育園待機児童対策
笠原進議員
笠原進議員

 新座市の保育所の待機児童は12月1日現在で365名にも及び深刻です。特に栄保育園は一番待機児童が多い保育園です。

 笠原進市議は12月議会の一般質問で、「待機児童対策は『待ったなし』だ。来年4月開所の新規保育所が必要だ。栄小など余裕教室のある学校を利用して保育所の分園を設置したらどうか。東京などではすでに実施している。政府の今度の補正予算でも200億円が追加され待機児童解消に向けた取り組みが求められている。」

「厚労省や県の保育課に連絡して最新の資料を取り寄せ市の担当に渡した。ぜひ分園を実現してほしい。」と提案しました。

 市長は、「2011年の4月には新設2ケ所、増設1ケ所で180人増員できる予定だが、数カ月でもオープンを早められないか検討する。当面は家庭保育室の保育料を来年度から思い切って軽減したい。国の『安心子ども基金』は公設公営保育園には活用できないので、栄小での分園開設は可能か、法人保育園と相談して検討したい」と答弁しました。

待機児童数
特別養護老人ホーム”菜々の郷”
職員への聞き取りなど現状調査を
工藤薫議員
工藤薫議員

 工藤かおる議員は12月議会で特別養護老人ホーム”菜々の郷”の問題を再度取り上げました。

 「同施設は、過酷な長時間労働とパワハラ是正を求めて、この間二人が提訴する異常事態となっている。労働条件は依然として改善されていないと聞くが」と質問しました。

 市長は「平成20年4月と9月、県の定例監査があり、職員の定着化や夜勤における休憩、職員手当等、広範囲にわたる県の指導があり、少しずつ職員処遇等の改善が図られているものと考えている。4月から平均3000円のベースアップ、休日出勤手当、運転手当等の新設。腰痛対策として介護用リフトを新たに3台購入をしている。退職者を上回って職員補充がなされている。タイムカードを平成22年度4月から導入する予定と聞いている。」と答弁しました。

 工藤議員は「家族からは、人手不足のため寝返りを打たせてもらえず、床ずれができた等の苦情を聞いている。保険者として市が従業員からの聞き取りなど、現状調査をすべき。」と迫りましたが、市は「県と連携して現状把握に努めたい」との答弁でした。

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