日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.11.1  No.1338
日本共産党新座市委員会
市内循環バスに乗ってみました
栄・池田 市内循環バス実現を目指す会
 市民の復活要望が強かった市民の「足」が市内循環バスとして、10月1日より「にいバス」と名づけられ、運行が始まりました。

 市役所を起点に南循環・北循環の2コースで(左回り・右回り)各1台が走っています。料金は片道150円、座席は11。市議会議員選挙で住民要求として取り組んできた「栄・池田 市内循環バス実現をめざす会」は10月5日と17日に試乗してみました。

 当日、南循環左回りコースで池田小学校入りロバス停を7時40分発に乗車。市役所着は8時15分で、自宅に帰るには市役所10時20分発なので2時間あり、市役所で所要を済ませても待ち時間が長くなります。時間があるので北循環右回りで8時30分発に乗車してみました。第2老人福祉センターや、新座団地、志木駅南、新座駅を回り市役所に9時30分着。第2老人福祉センターや新座団地からの利用者が多く、志木・新座両駅とも降車の人たちが多く利用していました。

 自宅に帰るには市役所に9時30分に着いたので、10時20分発の南循環左回りで40分待ち。このコースは新堀・西堀から清瀬駅南、新座病院、老人福祉センター、堀の内病院、ひばりケ丘駅入りロを回り、池田小学校入り口に11時30分に着きました。新座市の約半分を回る南循環は、左・右どちらも時間がかかりすぎます。ひばりケ丘駅と清瀬駅を利用する人が多くいました。

 利用した人たちは時刻表を片手に持ちチェックし、「本数が少ないので便利ではない」との声。南循環・北循環とも左回りで1日4本、右回りで3本です。利便性を良くするには、1バスの台数を増やし、南北循環の他に路線を増やす。2停留所を増やす。3料金は乗り継ぎでも150円の均一料金にする。4老人福祉センターのバスは別に確保する。等々です。循環バスを良くするには、もっと市民の声を聞く必要があります。

(栄・池田 循環バス実現を目指す会・森)
新政権初の臨時国会始まる
国民大運動実行委員会のデモを激励
国民大運動実行委員会のデモを激励

 鳩山首相の初めての所信表明演説。注目して聞いたが、問題は中身だ。暮らしが大変な時だからこそ、雇用や社会保障の実態を踏まえた対策が必要だ。

 演説では「国民の命と生活を守る政治」と言う。生活保護の母子加算復活は当然だが、老齢加算の復活も必要ではないか。雇用破壊を生んだ派遣法への言及もなく、後期高齢者医療制度の廃止も先延ばし。これで「政治を変えてほしい」という国民の期待に応えられるだろうか。

 また、「戦後行政の大掃除」として、「政府のすべての予算や事務・事業、規制のあり方を見直す」としている。その際に、保育所の最低基準撤廃など、本来国が果たすべき「ナショナルミニマム」まで見直す動きがある。これでは子どもの安全を守る歯止めを失ってしまう。厳しくただしていく必要がある。

 「世界の架け橋として国際社会から信頼される国になる」と言う。しかし、沖縄県民に米軍基地を押し付けたままでは、軍事同盟強化の「架け橋」はできても、沖縄県民ヘの「架け橋」はどうなるのか。この点で自民党政治との違いが見えてこない。

 わが党は、切実な国民の要求に応えて奮闘するとともに、新政権が打ち出している施策の問題点をしっかりただしていきたい。

(衆院議員・塩川鉄也)

全国革新懇 第29回総会に参加して
 10月24日(土)〜25日(日)、奈良市文化会館で開催された、全国革新懇第29回総会と地域・職場・青年革新懇全国交流会に参加しました。交流会は、過去最高の1500人が参加し会場は熱気に包まれました。

 交流会では、日本共産党志位委員長の「日本の政治と新局面」と題する特別発言があり、その後、各地の取り組みが報告されました。神奈川の職場革新懇は5年前から門前で平和問題の署名に取り組み、青年労働者が積極的に応じてくれると発言。作家の雨宮処凛氏を招き、百人の参加で成功させた愛知の青年革新懇の報告。革新懇は難しそうだから「カナコン」で活動など、青年らしいユニークな報告に会場は大きな拍手に包まれました。

 埼玉県革新懇からは、この4年間、1300人規模の「つどい」を成功させ財政再建にも取りくんできたこと、地域革新懇づくりに力を注いできたことなどを報告。私は分散会で、新座の取り組みについて報告しました。

 全国革新懇の総会参加は初めてでしたので、躊躇しないでもなかったのですが、参加して「今こそ革新懇の出番」と言われるゆえんが良くわかりました。これからの活動に生かしていきたいと思います。

(新座革新懇・丸山)
市内小規模工事 2業者に53%を発注
公平な小規模工事登録制度へ改善を 小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員
小鹿伸衛議員

 小鹿伸衛議員は、小規模工事登録業者への発注が一部の業者だけに集中して発注されていたことを取り上げ、広く市内業者へ発注することを求めました。

 小規模工事登録業者発注制度は、日本共産党が10年前から地元業者へ細かな仕事が発注されるようにと「煩雑な事務書類や手続きを簡素化し、小規模登録を申し出た業者へ80万円以下の仕事を発注する制度」を提案しました。今では、学校のドアや集会所の畳の修理など小規模工事が地元業者へ発注されるようになりました。今日の不況の下で少しでも仕事を市内業者へまわすために、2、3月には、「新座市経済緊急対策事業」の実施で平成20年度は、昨年より72%増で、契約金額4653万円となりました。平成19年度から平成20年度の間で、小規模登録業者は26業者から43業者と1・7倍に増えました。

 しかし、発注業者への偏りがあり改善が必要です。

 平成19年度の小規模登録制度で発注された契約金は2705万円です。うち、1位業者が742万円(49件 27・46%)、2位業者が714万円(51件 26・43%)、この2業者で53・89%と小規模工事を独占している状況です。小鹿議員はこの現状を「異常ではないか」と是正を求めてきました。

 また日本共産党は、「市役所の全部署に受注状況まで示して、多くの業者に発注せよ」と要望書を出すなどして改善を求めてきました。

 小鹿議員は「偏りの原因を追求して、未発注業者への発注を増やすように改善していくべきではないか」と質問しました。

 市長は、「市の担当課が工事の積算などに精通していないため、緊急の工事がでると、聞かれた業者は優位に商慣習が働くことになる。これを打ち破っていかないと偏らない発注ができない。次年度へ向けて早急に検討してその仕組みをつくっていきたい。」と答えました。市は市内業者へ公平にしごとが発注される小規模工事登録制度に改善すべきです。

総務常任委員会
多治見市、桑名市行政視察
 新座市議会議総務常任委員会は、10月14日岐阜県多治見市で「総合計画作成の取り組みについて」、15日三重県の桑名市で「みんなで進める都市観光について」の行政視察を行いました。

 多治見市では、目指すまちの将来像を定める『基本構想』、その目的を達成するための手段(事業)である『基本計画』を、どのようにして市民の参加を得ながら策 定しているかを学びました。多治見市は、116名の審議会と10名の市民委員会で議論して策定した。2基本構想と基本計画について3回、意見公募(パブリックコメント手段)で市民の意見を闘いた。313の小学校区ごとに地区懇談会を関催して意見交換を行った。4子供やまちづくりに関わりの深い各種団体などへのヒアリングを行った。5市民意識調査をアンケート方式で実施した。など多面的な方法を取り多くの市民が参加するよう工夫していました。

 基本構想は簡素にまとめられ、財政計画も書かれていました。基本計画は、具体的にどんな事業を実施していくかが書かれていました。

 新座市では、10月22日に基本構想策定の審議会がスタートしましたが、多治見市から多くを学びたいものです。

 桑名市は、平成20年の観光客数は、年間830万人で三重県では2番目の観光都市になっています。都市観光の基本方針は、1観光資源の掘り起こしと磨き上げを進める。観光プロデューサー(外部者の目)の力も借りている。2観光ルート・案内態勢を整備する。桑名まちかど観光案内所を店舗・事業所・公共施設など93箇所で開設している。3観光客目線によるインフラ整備。4情報の発信に力を入れる。と説明を受けました。

 桑名の殿様御台所祭・千姫折鶴祭は、平成元年に市民を中心にして、官民一体型まちづくりイベントとしてスタートしましたが、年々広がり、今年度は13万人の観光客で賑わった。桑名歴史案内人の会(ボランティアガイド)や桑名ふるさと検定試験など新座市でも実施したいことを進めていました。

(笠原進市議)
国民健康保険税引き下げ署名にご協力を
 国民健康保険税の引き下げを求める署名が市民の間で大きな話題になっています。

「生活が苦しいです。ぜひ引き下げてください。」「本当にきびしいです。ぜひお願いします。」などど書かれた署名用紙が、日本共産党新座市委員会に毎日FAXで送られてきます。10月26日までに、71通187筆にものぼっています。

「にいざ民報」読者のみなさん、署名へのご協力お願いします。
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