日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2007.11.11  No.1240
日本共産党新座市委員会
一番の願いは、国保税、介護保険料の引下げ
「新座市政に満足」は2割以下
 市民の声を市政に生かそうと、日本共産党新座市委員会が全戸に配布した「市民アンケート」が580通返送されてきました。(11月5日現在)

 回答者の年齢は20代から80代、「市民の行政への要望を取り上げる為にも、この企画は大変スバラシイと思う」(野寺・60代男)など多くの声も寄せられました。中間的な集約をしたのでその一部をご報告します。

『この一年であなたの暮しはどのように変化しましたか』の問に対して、「少し悪くなった」176人、「大変悪くなった」97人を加えると約3分の2の方が「悪くなった」と回答。「良くなった」はわずか22人、増税や不況の影響で市民の暮しの厳しさがうかがえます。
 特に60代以上では75%が「悪くなった」と回答。年金改悪や増税が高齢者を直撃したことがあらわれています。

『新座市政について』は、「どちらかと言うと不満」195人45%、「大変不満」80人19%と回答「満足」「まあまあ良くやっている」を合わせても17%でした。「練馬では15歳まで医療費がタダだった。子育てしにくい」などの記述が目立ちます。

『市政で特に力を入れてほしいこと』は、国民健康保険税・介護保険料の引下げが278人65%でダントツの第一位。第二位は高齢者福祉の充実(41%)、第三位は歩道の整備、生活道路の改善(33%)でした。
 国保税の引下げはどの年代でも一位、二位と高い割合ですが、30代では「保育所の増設、保育料の引下げ」の希望が多く、子育て世代の切実な要望が分かります。

『消費税について』は食料品などすべてのサービスにかかるから反対など、8割近い人が反対でした。

 今の国政、市政への要望や日本共産党へのご意見もびっしり書かれており、貴重なご意見、ご提言が寄せられています。

『危険箇所を教えて下さい』の欄に記入があった所を市議団や党支部は早速調査し、市や県とも交渉して皆さんの声が反映するよう努めています。

 ひき続きアンケートヘのご協力をお願いします。
市民アンケート中間報告
民意裏切る『大連立」国民への背信行為
 参院選挙から3ケ月、「打倒自公、政権交代」を訴えて大勝した民主党小沢党首が自民党との大連立に走り、辞任騒動かおこりました。

 日本共産党のあやべ澄子氏は「国民は唖然。大連立などだれも望んでいない。民意を裏切って自民党との連立協議に走ること自体、国民への背信行為だ。執行部の対応はどうやったら分裂を回避できるかなど、党略が先だった。民主党全体が国民の視点を欠いている。」ときびしく批判しました。

 また、「小沢氏の言う政権担当能力がないとはアメリカから言われたこと」とズバリ指摘。「日本共産党は民主も自民も考えの根本は変わらないと指摘してきた。国民生活を守り、テロ特措法を葬るために徹底的にがんばります。」と訴えました。
「長生きはするな」と言うのですか
後期高齢者医療制度は中止を
 後期高齢者学習会が市内7ケ所でスタート。11月3日は栄集会所、4日は新畑西堀コミセンで、計40名を越える方が参加しました。町内会長や民生委員の方も参加。「何時こんな制度が決まったのか」「私はもうじき75歳になるが、妻と別々の保険になるのか」など活発に質問が出ました。

 栄の松田さんは「我が家の95歳の母が先日骨折。病院では手術でないと入院は難しいと言われ充分な治療が受けられなかった。高い保険料を納めていても高齢を理由に差別医療が進んでいる。戦争で夫を亡くし戦前戦後苦しいなかで子どもを育て孫の世話をしながら支えてくれた母が愛おしいです。こんな弱い者いじめの制度は大反対」と語りました。
栄・池田地域と新堀二丁目地域が市街化区域に
旧暫定逆線引き地域に区画整理が始まる
 10月29日臨時議会が開かれ、今まで開発が規制される調整区域だった栄・池田地域と新堀二丁目地域の二地域が市街化地域編入にむけ合意ができたため、区画整理のための補正予算1935万円を全会一致で可決しました。

 新座市は昭和45年の都市計画法施行にともなって、「市街化区域」(57%)と緑や畑などの「市街化調整区域」(43%)に二分されました。しかし、市街化地域の中の農地等で、区画整理などの計画が無い地域は暫定的に調整区域とされていました。

 このたび埼玉県がこの暫定逆線引きの制度を廃止し、市街化地域をめざすか、あるいは調整区域とするか来年度末まで地域の意思決定を要請しています。そこで新座市は地権者にアンケートや訪問で意向を調査した結果、先の二地域が土地区画整理事業で合意したものです。市は組合設立のため必要な測量調査や技術援助などを行います。
『市民の願い』なんでも反対の保守、公明
新座市議会から「国への意見書」を握りつぶす
 日本共産党市議団は、議会ごとに国民健康保険税への国庫補助増額、高齢者への増税やめよ、障害者自立支援法の改正など市民の願いを盛り込んだ「国への意見書」を提案しますが、保守(政和会10人)公明党(7人)はしばしば数の力で否決。市民の声をつぶしています。
意見書への賛否
住民税課税ミス合計9件に
 新座市東野後援会に寄せられた相談がきっかけで住民税の誤請求が発覚しました。9月議会で朝賀議員は事実確認と再発防止を質問。市長は役所が課税を誤るなど「あってはならないこと」と陳謝し再チェックを約束しました。

 その後8万3983件を調査したところ、新たに控除もれが見つかり、合計9件24万1800円がそれぞれ市民に返金されたことが分かりました。控除漏れは寡婦控除、配偶者控除、生命保険控除、社会保険医療控除などです。
← 前号  |  インデックス  |  次号 →