日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2007.4.29  No.1213
日本共産党新座市委員会
STOP!改憲手続き法案
4.12大集会 衆院可決でも必ず廃案に
国会に向けてデモ行進

国会に向けてデモ行進する集会参加者
=12日

 衆議院憲法調査特別委員会で「改憲手続き法案」が自民・公明の与党により強行採決された4月12日夕方、日比谷野外音楽堂に五千人が集い、「この暴挙は絶対に認めない」と怒りを込め天集会を開きました。

 この日は午前・午後と全国から延千七百人が駆けつけ、国会前の座り込みなど終日「廃案」へ向けて行動した後、「4・12大集会」に集結しました。

 大集会で日本共産党の志位和夫委員長は、改憲手続き法案の非民主的で不公正な内容を指摘し、また各世論調査でも「九条は変えないほうがよい」の声が多数派となっていることを紹介し、「国民の共同の力で参議院で必ず廃案に」と呼びかけました。また、社民党の福島瑞穂党首も廃案への決意を表明しました。

 この後「集会アピール」を採択、「国民世論は改憲手続き法案を認めていない」「参議院で必ず廃案にするぞ」と唱和しながら、国会へ向かって元気よくデモ行進しました。この日の行動には埼玉からも多数が参加、野寺平和委員会からも参加しました。

(投稿・野寺地域平和委員会)

人間を人間でなくするもの
あやべ澄子 日本共産党埼玉県くらし福祉対策責任者
あやべ澄子

 私が『人間の条件』(五味川純平著)に出会ったのは高校生のとき、たまたま図書室で手に取ったのがこの小説でした。

 召集された主人公の非人間的な軍隊での生活や、中国大陸での日本兵の蛮行の数々に、「戦争というのは、人間を人間でなくするものなんだ」という強烈な印象を受けたことを今でも覚えています。

 他国を侵略し日本国民にも多くの犠牲を強いた戦争の歴史に正面から向き合おうとしない人々が今、戦争する日本をめざし、「憲法9条」を変えるために「国民投票法案」の成立を狙っていることに強い憤りを覚えます。人間が人間らしくあることと決して相いれない戦争への道を歩んではなりません。

「戦争する国」にさせない、この声を大きく広げてゆきたいと思います。

公民館まつりが開催
 4月14・15日と21・22日の2週にわたって、市内の公民館まつりが行われました。

 大和田公民館では「はばだけ 未来へ 夢をのせ」と題して、演奏、歌、踊り、健康体操、読み聞かせなどの発表、和裁、編物、籐工芸などの展示に、環境をテーマにした学習実践発表など、日頃の活動の成果が現れた多彩な内容に、2日間で約2230人が楽しんで参加しました。

また模擬店では、古着の再生品や日頃の腕を振るったクッキー、カレーライス、炊き込みご飯などが豊富にあり、皆さん一日楽しんでいるようでした。

(記・保坂市議)
野火止郵便局前に一日も早い交通指導員の配置を
野火止郵便局前に交通指導員の配置を
 すでに3月25日付「にいざ民報」でお知らせしてあるように、新座駅前長谷工マンション入居の児童40名が、国道254に架かる歩道橋を渡って野火止小学校に通い始めましたが、いまだに交通指導員が配置されていないため、調査しました。

 3月議会の小鹿議員の一般質問に市長は「歩道橋を降りて道路に飛び出したら大変な事故になる。学校やPTAにお任せするというだけでは市の責任は果たせない。早急に内部で検討して、交通指導員の配管を4月の新学期から対応が図れるよう努力させていただきます。」と答弁しました。

 ところが何の検討報告もなく、ピックカメラの管理人さんが毎日、赤・黄色のカラーコーンを出し、子ども達の安全確保をしながら、保護者と先生が現地に立って、安全指導を行っています。先生に伺うと「手押し信号の設置と、交通指導員の配置をお願いしている」とのことでした。お母さん方は「雨の日は、自転車と自動車が混在しているこの道路の横断は、本当に危ない。早く交通指導員を配置してほしい」と話しています。

 市長も、本会議で答弁したからには一日も早く、交通指導員を採用して子ども達の安全を図るべきです。
「第1回菜の花まつり」開催
第1回菜の花まつり

 4月22日、新座市総合運動公園において「第1回菜の花まつり」が開催され、約五千人が訪れました。菜の花畑を囲んで、森の音楽会、雑木林で材料を集めての木工作品づくりやシイタケ栽培体験、スタンプラリー、お茶席、俳句づくり、菜の花摘みなどのイベントが行われました。雑誌にも紹介され、半数が市外から訪れた方ということです。

 新座の特産のにんじんを使ったパンや、うどんの販売、新座市産の野菜と花の販売も行われ大盛況でした。

低価格米の正体見えた
 5キロ1290円・・・・。ドラッグストアーやディスカウントストアーに低価格米が並んでいます。農民連食品分析センターがその米を調べてみたら、粒径の小さいくず米や古米がゾロゾロ。こんな米でもあなたは食べますか?。

 和光市、さいたま市、板橋区のスーパーなどで購入して分析したら、表1のように安い米ほど鮮度が落ち、砕米、奇形米が多いことがわかりました。

 分析センターの石黒所長は「1500円以下で販売されている米は、粒の小さな米が多い。鮮度も悪い傾向にあり、産年の記載のないものや産地表記も「国内産」と書かれただけの複数原料米が多くなっています。」と指摘。米屋を営む田倉さんは「一目見て完全にくず米だとわかる。まともな米は1・2割程度じゃないでしょうか。販売価格に合わせるために、くず米をまぜたのではないでしょうか。米も黄色っぽく古米だとわかる。「コシヒカリ」と表示してあっても、米屋で売っているコシヒカリと同一に思われたらかなわない。」と語ります。

(『農民』4月23日号より要約して転載)
(表1)米の価格と鮮度の関係を分析
← 前号  |  インデックス  |  次号 →