日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2006.6.18  No.1168
日本共産党新座市委員会
学力テスト結果も公開?
新座市が「学校評価システム」のモデル市に
 6月議会の審議の中で新座市が学校評価システムの研究を行う全国61ヶ所のモデル市の一つになったことが分かりました。(全額国庫補助事業・772万円)

 文科省は教科指導、生徒指導、研修、安全管理など10項目の指標で自己評価、外部評価を行い、その結果を保護者や一般市民に公開していく「学校評価システム」を構築していくとしています。新座市は、06年度8校の協力校が学校評価を行い来年度は全校での評価を目指したいとしています。

 日本共産党は、「学校評価の目的は何か。」「モデル市になったために事務に忙殺され本来の仕事に影響があるのでは。」「授業の改善や学校への要望を生徒や保護者が評価できるシステムになるのか。」「教科指導の評価は来年行う全国一斉学カテストが指標として使われるのではないか。」などの質疑を行いました。

 教育委員会は「学校評価の目的は保護者、地域住民の学校運営への参画で地域に開かれた学校づくりを進めること。」「評価のやり方などは学校評価システム運営委員会で協議していきます。」と答弁しました。

背景に競争とエリート選別

 日本共産党は、「保護者や生徒、地域住民の要望を把握し学校の改善に生かせる評価になるのかが疑問」「地域に開かれた学校づくりは大切なことだが、文科相が推進している『学校評価システム』の背景には、学校選択性や学区廃止、エリート校への財政傾斜など小泉内閣の骨太方針に基づく『義務教育の構造改革』がある」「学力テストの結果も情報公開の流れの中で考えていくとの教育長答弁は重大で学校の序列化が危倶される」としてこのシステムが含まれた補正予算案に反対しました。

協力校

大和田小、片山小、池田小、東野小、栄小、陣屋小、第四中、第六中
どの子も大切に素晴らしい現教育基本法
県教育長と意見交換
 島村県教育長に日本共産党の「教育基本
 法改悪阻止のアビール」を手渡し意見交
 換をしました。 06.5.30
 先日、島村和男埼玉県教育長にお会いし、教育基本法案について意見を交わしました。

 「愛国心」を評価している通知表の問題を取上げた志位委貝長に対し、首相も文科大臣も「評価は難しい」「評価すべきでない」と答え、「愛国心」を掲げる政府案は破綻していること。競争で「できる子」「できない子」にふるい分ける政府の「教育振興基本計画」も大問題。
競争教育をやめ、世界一の学力で注目を集めているフィンランドが模範にしたのは9年間の義務教育など日本の教育基本法だったことなど、国会での論戦も紹介しました。

 島村教育長は「教育の効果があがるような論議が必要です」と話されました。

 一人ひとりの「人格の完成」ではなく、「国が望む人材づくり」に教育の目的をゆがめてはなりません。教育基本法改悪を廃案にするまで力を合わせましょう。

(あやべ澄子)
市民の声が実現
就学援助申請書がダウンロードできますなど・・・
(共産党市議が3月議会で取上げた市民要望。その後の市の検討結果が送付されました)
笠原議員

.「旧新座小跡地利用検討協議会報告」の実現のために努力すべき。放課後児童保育室跡地はどう活用するのか。
.4月19日第四次公共施設再配置検討委員会を設置し、28日に第一回会議を開催して検討中です。

工藤議員

.畑中2丁目工業地帯内の路側帯や交通安全表示を。
.3月24日に路側帯を整備しました。

.市内中学校のジャージ、体育着の指定業者を複数に。
.4月の定例校長会、教頭会、5月の臨時中学校長会で取扱い業者の拡大を指示しました。

石島議員

.ひぱりケ丘駅北口パリアフリーの進捗状況。パスターミナルまでの案内看板の設置を。
.早速、案内看板の設置を西武パスに依頼しました。

保坂議員

.就学援助制度の周知徹底を図り、利用しやすくすべき。
.広報やホームページ、学校だよりに掲載し、入学説明会でパンフレット配布。ホームページから申請書をダウンロードできるようにしました。

.新座駅前区画整理事業内の公園に幼児用遊具を。
.地元町内会と調整中です。

.野火止用水の再現水路に藻が繁殖し、改善が必要では。
.早速、池、水路の清掃を実施しました。抜本的な改修は時間を頂きたい。

小鹿議員

.桜株通りの安全対策を。
.スピード規制と走行注意を呼びかける路面表示を下水管布設舗装工事が完了する06年7月下旬に実施します。
新座駅までまっすぐ歩ける(8階建て商業ビル内に)開放通路
 8日の建設常任委員会で建設部長から「254バイパスにかかる野火止歩道橋から建設中の8階建て商業ビルの2階をペディストリアンデッキでつなぎ、新座駅広場まで歩ける歩道建設について施工者と大筋で合意できそうだ」との報告がありました。

 現地は歩道橋を利用する通勤・通学者や自転車などが1メートル程の歩道で合流し、通勤時はごった返す危ない状況がありました。

 ビル開発の段階で施工者側は、テナントスペースが減ると難色を示して一時中断もありましたが、市が粘り強く交渉したとのことです。

 ビル内の開放廊下設置には約2000万円かかり、新座市がペディストリアンデッキ部分600万円を負担する方向とのことです。

 歩道は幅員1・8メートルの開放通路で手すりがつき歩行者のみが利用します。

 さらに県は市と以下の項目で協議して協定書を作り、9月議会にむけて補正予算も検討されています。1野火止歩道橋を含めて歩道は新座市道として道路認定をする。2清掃など日常的な管理は新座市で対応する。3歩道橋の塗装や階段タイルの剥がれなど本体の補修は県で行う。4ペディストリアンデッキ開放通路の接続などは県と協議する等です。市民からは「歩行者だけでもまっすぐ広場に出られるなら助かります」との声がでています。
まっすぐ歩ける開放通路
命に格差許せない・・・
新座市社保協が学習会
 6月7日埼労連議長・原富悟氏を講師に新座社保協で医療制度について学ぴました。「医療制度改悪」法案が参議院を通過すれぱ、病院に行けば否応なく私たちの「財布」からガッポリ取られることになります。

 先日、社会保険庁から年金が減った通知が届き、市から「市県民税納税通知書」、これから介護保険料、国保税が上がる通知が来ることを思うと梅雨の季節を迎え「怒り」が二倍三倍にもなります。原富さんがお話した「企業社会に役立ない者は不要」「高齢者から取れるものは取って」「高齢者は早く死んで」と言われているようにしかとれない。

 アメリカ型の保険の効かない混合診療が導入されれば、まさに「カネの切れ目が命の切れ目」になる。医療の格差、命の格差…すべて「国のあり方」が問われます。皆さんと力を合わせて命を大切にする「国のあり方」に変えるしかありません。

(投稿・年金者組合・森)
安心で登かな地域生活を
「生活ホームひがしの荘」がオープン
 NPO法人新座市障害者を守る会が運営する「生活ホームひがしの荘」が6月にオープンしました。生活ホームとは、障がい者が自立した生活を望みながらも家庭環境や住宅事情等でそれができない方が、食事の提供など世話人の支援を受けながら生活する施設です。

 一階が食堂、風呂など。二階がエアコン付個室。定員4名。スタッフは管理者1人、世話人1人、支援員3人で、利用日は月曜から金曜まで通年。利用料金は67,500円/月。利用申込みは市の障がい者福祉課です。

「生活ホームひがしの荘」 新座市東3−20−15 048(473)0804

 間合せ先:NPO法人新座市障害者を守る会 048(479)8695
地域でコツコツ「9条」を語ろう
九条の会全国交流会に参加
 「九条の会」が2周年を迎え全国交流集会が日本青年館で10日に開かれました。

 事務局長の小森陽一さんが「九条の会は5174になり、発展している。」と挨拶。大江健三郎さんなど呼ぴかけ人の6人は「新しい曙にいるのかも」「九条の会を報道しないマスコミは犯罪を犯している。」「国会では多数でも国民の支持は得られていない。各地各界で九条の会がどんどんできている。この勢いに乗れば勝てる可能性がある。」「石油資源もなく食糧自給率が極端に低い日本で戦争ができると思うのか。自衛隊を軍隊と認めるという現実主義にだまされてはいけない。」など含蓄のある発言が続きました。

 各地からの報告では賛同者を広げる様々な工夫が語られました。

 「九条を知らない人も多く、どう知ってもらうか。どう拡げるかがカギ。若者、若いお母さんに声をかけていく。」「小さな集まりで天気やおかずの話をするように憲法の話をしたい」などなど・・

 司会をされた小森さんが「なぜ元気なんですか」とよく聞かれて「勝つことしか考えていないから」と答えるという話は心に残りました。

 「九条の会」を網の目のようにつくり国民過半数を結集する方針等が提案されました。

 地域に帰ってコツコツ頑張りたいと決意を新たにしました。

(投稿・広瀬ミサ子)
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