日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2004.6.20  No.1069
日本共産党新座市委員会
人間が大切にされる改革を
参議院選挙必勝!市民会館で熱気あふれる共産党演説会
日本共産党演説会
 6月15目、新座市民会館大ホールで日本共産党演説会が行われ、約650人の市民が参加しました。後援会会長の小泉三四吉氏の開会挨拶に続いて党後援会の〔白浪五人男〕に会場は沸き立ち、さらに青年、建設労働者後援会、子育て中のお母さんが人間を大切にする共産党への期待をのべました。

 大きな拍手で迎えられたあべ幸代さんはライフワークである若者の雇用についてふれ、「保育、介護、教師、消防士などの人材を増やし、残業を規制する仕事をやらしてほしい」と国政への思いを熱烈に訴えました。また「冬ソナブームに自分もはまっている」と素顔をのぞかせ、変貌する韓国への興味、北朝鮮と平和外交で国交正常化をめざす共産党の政策を披露しました。

 続いて大門みきし参議院議員は年金、経済、イラクの3つで小泉内閣を追い詰める共産党の抜群の調査力、論戦力をユーモアを交えて力強く語りました。特に「160兆円もある年金積立金の取り崩しが、永遠に百年に先送りになることを突き止め、政府に認めさせた」と紹介しました。最後にあべさんとしっかり手をとり高くかかげて聴衆の大きな拍手に応え、参議院選挙勝利にむけ熱気あふれる演説会となりました。
今も将来も激痛押し付ける小泉内閣
生き続けられる日本に!
あべ幸代 あべ幸代
「誰もが人間らしく」を原点に
 あぺ幸代さんは『超氷河期』などと言われて久しい若者の就職難の問題にずっと取り組み、社会に出る出鼻をくじかれた若者の苦しみに心を寄せてきました。

 参議院議員時代には埼玉全高校の就職実態調査を行い、雇用を増やすために「過労死するほどの長時間労働を規制せよ」と追求。厚生労働省がサービス残業規制の通達を出す力となりました。就職相談センターの設置を政府に要求し続け、やつと埼玉にも『ヤングキャリアセンター』が大宮ソニックピル横に新設されました。

 また、休日も残業代もなく要求した青年を解雇した『写真屋さん45』の青年たちと厚生労働省交渉に同席。解雇撤回の裁判を励ましています。

 また、若いお母さんたちと小児救急医療センター作りの運動など、一貫して「予どもと青年の未来豊かに」と奮闘してきた人です。

 「誰もが人間らしく」を原点に活動するあべ幸代さんは、何としても富樫連三さんの議席を引き継ごうと奮闘しています。
大門みきし 大門みきし
くらし・経済で国政うごかす
 大門みきし参議院議員は、小泉首相や竹中大臣らを相手に、中小企業や国民の雇用と募らしを守るため大奮闘しています。

 「不良債権の最終処理」を掲げる小泉首相のもとで足利銀行など54もの地域金融機関が次々に破綻。大門議員は「金融庁の金融検査マニュアルは生きている企業をつぷし、地城経済を冷え込ます」と追求。実態に合わない検査マニュアルを「改訂する」と政府に約束させ、「中小企業融資編」を作成させました。

 また大門議員はいつも「現場主義」をモットーに現場に出向き、国民の声で政治を動かしてきました。この4月からの消費税免税点の引き下げで、多くの無認可保育園の保育料に潰費税が課税され大問題に。大門議員は「認可保育園は非課税。税の公平性からも差別。非課税にすべき」と追求し厚労省は「検討」を約束。課税見直しに道を開きました。

 「庶民の苦しみを良く知っていて、国会での追求は胸がすく思い。絶対に再選を」と大きな期待が寄せられています。
国保税、払えない事情をつかまずに
医療を受ける権利奪う、「資格証明書」を193世帯に発行
 工藤かおる議員は国民健康保険税の実効ある減免制度をつくり、「払える税金にすべき」と一般質間しました。

 国保は高齢者やリストラされた方などの加入が進み景気低迷の中「払えたくても払えない」と悲鳴が上がっています。新座市は国保税一年以上の滞納者で連格が取れない人に対して病院窓口で10割支払う『資格証明書』を発行し制裁を強めています。資格証明書では医療は受けれらないのも同前で、札幌や清水市では病院に行けずに亡くなる例が報告されています。

 工藤議員は「資格証明書は日本が誇る、だれもが貧富の区別なく医療を受けられる国民皆保険制度を崩すもの、税金を払えなくなるきっかけの多くはリストラや怪我などで十分減免の対象になるのではないのか。」として、資格証明書が発行された193世帯の所得、年齢、家族構成を資料として要求しました。

 その資料によると、所得ゼロが50%、200万円以下が8割と圧倒的に低所得者。年齢は40代以上が54%、単身者が8割でした。

 工藤議員は「思った通り低所得の市民が多い。厚生労働省は資格証明書の発行は医療を受ける権利を奪うことから、事務的にするのでなく、払えるのに払えないのか、払えない特別な事情があるのかを十分調査するように、と言う通達を出している。市のやっていることは厚生労働省の指導とも違っているのでは」と追求。

 しかし市は、十分に事情をつかまず、資格証明書でいわば脅かして納税に来させるという手段を改める姿勢はあリませんでした。こんな制裁を強めても払えないものは払えないのではないでしょうか。

 和光市や志木市、朝霞市など近隣市は同じく納税率が県下でも低く苦労していますが、「電話催告などで粘り強く納税をお願いしている」(和光市)として証明書を発行しているのは新座市だけです。
新座市初の「緑地協定」できる
大和田5丁目の斜面林後の住宅地に
 6月7日に開かれた建設常任委員会で、新座市はじめての都市緑地保全法に基づく「緑地協定」第一号が報告されました。

 大和田5丁目消防署裏の斜面林は大規模な76区画の宅地分譲のため樹木がパッサリ伐採され、市民から緑地保全の要望が強く出されていた地域です。「協定」では各宅地面積の5%以上を樹木や生垣として確保、保全を行うよう10年間の協定を結び、10年経過後、所有者の過半数の申し出がない限り10年間延長されます。(最長30年)

 所有者が変わっても効力が及ぴます。所有者で協定運営委員会を設置して違反があった場合指導し、保全に努めるものです。他に、公園として市に帰属する3%分341平米は市が管理します。
012歳児保育を54名ふやす
「北野の森」「まきば第二」保育園
 保育園の待機者は6月でも百人を越え、待機者解消が大きな課題です。今年度、『北野の森保育園』の分園が旧東北放課後児童保育室の敷地488平米に建物113平米で約700万円かけて改修を行い11月頃までには開設されます。分園は012歳児24名定員でおこないますが、3歳になった時の受け入れ先の確保が必要です。

 また、馬場一丁目の『まきば第二保育園』を定員60名から90名に増員することとなリ、来年4月開設を目指して始めての建物借リ上げリース方式で工事が行われます。増築される敷地面積は1006平米で増築部分は約238平米。012歳児と一時保育室も作り園庭も広がリます。

 リース方式とは市は建物建設費の90%7711万円を補助し、残りの1割は法人保育園が負担。3年間を経過すると返済は0となり建物はまきば保育園の所有になります。
まちづくり条例は住民参加で
 6月議会の補正予算に、「自治基本条例検討委員会」の関連費用35万円が組まれました。(今年度6回の会議と研修会の予算)。自治基本条例関係では北海道ニセコ町の「まちづくり条例」が良く知られていて、「まちづくりの憲法」とも言われています。

 新座市の検討委員会は20名で構成し、10名を学識経験者、10名を公募するとしています。7月の「広報にいざ」で募集し、8月から検討をスタート。制定は来年の12月をめざしシンポジュームを開いたり、節目ごとにパブリックコメント(市民から意見を聞く)をおこなっていく計画です。共産党は「条例をつくるまでの経過に、より多くの市民に参加して頂くことが大切」と主張しました。
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